2025年11月

暦上秋となり(なかなか秋めいてこないのだが)芸術大学でも学内舞踊公演シーズンとなった。10月中旬に4年間にわたり教育・指導をしてきた舞踊コース4回生13名による卒業制作公演が行われた。2022年4月に入学した彼女たち女子学生13名とはさまざまなシーンでともにした。松山バレエ団で厳しい稽古を積んで主演させていただいた「白鳥の湖」より湖畔の場や、新国立劇場でも上演した「グラズノフ・スイート」を踊り、なかでも名作ミュージカル「オペラ座の怪人」のバレエ化、新作振付に果敢に挑んでくれて満席の観客のなかで見事に踊ってくれたのが印象深い。また前年度ベスト3になった全国舞踊コンクール群舞部にも出場しながら惜しくも入賞を逃し苦楽を共にした教え子でもあり、この卒業公演は感慨深いものであった。この公演でも彼女たちのためにヴィヴァルディ音楽「ローザス」を振付し、薔薇を彩った教会の窓をモチーフにした主題を美しく舞い、カーテンコールでも惜しみない拍手を浴びていた。11月にも学内公演セカンドステージと題した舞踊コース2回生13名出演による公演も上演した。彼ら彼女たちには春から夏にかけて「ラ・バヤデール」より宮殿の場を振付し夏の上演会で本番を踊ったばかりだったのだが、夏休み明けにやはり東京・目黒パーシモンホールで堀内充バレエコレクションでも上演した「チャイコフスキー組曲」の振付稽古を開始し、わすか2ヶ月後の11月中旬に本番を迎え、美しく、たくましく踊りを披露した。この作品は16年前に初演したのだが大学でも再演を重ね、特に新古典主義バレエ技法を意識したもので今回は授業のレッスンから厳しく技法を伝授していただけに観る方にも力が入った。「美しく」「たくましく」と書かせていただいているが、読者の中には半信半疑の方もいらっしゃるかも知れません。
そんな方々はどうぞ来年2025年2月14日土曜日大阪芸術大学卒業舞踊公演でも「ローザス」「チャイコフスキー組曲」のいずれも上演致しますので確かめに観にいらして下さい。みなさまのお越しをお待ちしています。

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