2023年6月
5月19日堀内充バレエコレクションが無事に終演しました。出演者が一丸となって公演に向かい、また昔の劇団のように丁寧に公演告知しチケットを手売りして1階席が完売となり、私のバレエ界の恩師や先輩の先生、同志、教え子たちが多数かけつけて下さり、FAINALと銘打った舞台を多勢の方に見守られ感謝の念にたえません。今では大手の舞台公演では見られるようになったスタンディングオーベーションをいただき、盛大なカーテンコールとなりました。2019年公演までは振付に専念しながら、ここ数年仲間と共にふたたびダンサーとして踊る作品が増えたのは言うまでもなく本コラムで取り上げたとおり3年前から松山バレエ団全幕公演にジーグフリード役に出演、現役ダンサーとして再始動したからで、こうして4年間仲間たちと踊れたことは師である清水哲太郎先生のおかげです。今回ファイナル公演で清水哲太郎先生、森下洋子先生、そして松山バレエ団員がかけつけて下さり、見守られたことも喜びのひとつでした。
父のもとユニークバレエシアターで活動しながら1991年より堀内充とフットライツダンサーズ、2003年より堀内充バレエプロジェクト公演、そして2013年より堀内充バレエコレクション公演と展開してまいりました。また次のライフステージで劇場の観客の皆さまとお会いすることを楽しみにしています。
なおもうひとつのライフワークである2001年度より務めている大阪芸術大学卒業舞踊公演・芸術監督は続けており、これからも舞踊学生と共に舞踊活動を展開し、今年度は今のところ堀内充版「カルメン」「白鳥の湖より湖畔の場」その他数作品を予定しており、こちらにもお越しくださること楽しみにしております。