2024年7月
81回目を迎えた全国舞踊コンクール群舞部門に今年も大阪芸術大学舞台芸術学科舞踊コース生3年生19名を率いてチャレンジし「revelation」という作品で第2位を受賞させていただいた。過去2年間いずれもその年の3年生が6位、5位という成績を収めているが、そもそもコンクールの目的はその受賞記念ともいえるアンコール公演に出演できるからである。大学では芸術劇場というオペラハウスがあるのが自慢なのだか、大学以外の公演はなかなかなく広く一般の観客の方々に目に触れさせられず、東京で披露出来ないかと思い立ったのが始まりであった。そして念願が叶い6月15日土曜日にコンクール会場となった東京・目黒パーシモンホールでアンコール公演に受賞の褒美としてふたたび出演させていただいた。教え子たちは前日に空路で東京に入り、バレエスタジオHORIUCHIでレッスンとリハーサルを行った。日頃から大阪で会う顔ぶれと東京で本番まで帯同したが、若い頃東京シティバレエ団で客演ダンサーとして北海道や九州をそれぞれ数週間ずつ巡演した思い出があり、その時の舞台はもちろんだが、バスでまわる旅先でバレエ団員たちと夕食を共にしたり旅館やホテルに宿泊した楽しい思い出が忘れられない。昨年まで2年間秋田の舞踊祭に招かれ舞踊コース生と旅した時もそうであったがこの公演でも日頃の大学生活ではすることのない打ち上げをもてなし、舞台の緊張から解かれた舞踊学生の素顔にも触れることが出来よい思い出となった。