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🎄プロローグ
人形使いのドロッセルマイヤーは部屋で人形たちとパーティーに行く準備をしています。その隅には呪いによって変身させられた"くるみ割り人形"もポツリ…。
🎄第1幕
クリスマス・イブの夜、シュタールバウム家でもパーティーが盛大に開かれています。みんなが楽しく過ごしているところにクララの叔父さんのドロッセルマイヤーがやってきました。彼はアルルカンとコロンビーヌ、そして兵隊人形のソルジャーを操り子どもたちを夢中にさせ、みんなにクリスマスプレゼントを渡しました。クララがもらった人形をお母さんに見せているとドロッセルマイヤーがもう1つ、みすぼらしい胡桃割りの人形を取り出しました。クララはその"くるみ割り人形"を抱きしめひとときも放したくありませんでした。
パーティーも終わり、みんなが寝静まった深夜12時、ドロッセルマイヤーの魔法によりクララの体は人形くらいに小さくなってしまいました。広間ではネズミの王様と手下たちがやってきて兵隊人形たちと戦っています。そこにクララの大切な"くるみ割り人形"も参戦します。"くるみ割り人形"がネズミの王様に負けそうになった瞬間、クララはとっさにスリッパを投げつけ"くるみ割り人形"を救いました。"くるみ割り人形"はお礼にクララを自分の国へ招待すると告げました。
クララはドロッセルマイヤー、アルルカン、コロンビーヌに導かれ雪の国へとたどり着きました。
雪の国では雪の女王や雪の精たちが舞い踊り、きれいな銀世界をクララと美しい王子の姿に戻った"くるみ割り人形"はお菓子の国へと向かいます。
🎄第2幕
ドロッセルマイヤーの光によって息吹を与えられたエンジェルたちがお菓子の国への道を照らします。
お菓子の国では金平糖の精に迎えられ、チョコレート・コーヒー・お茶・大麦糖の飴菓子・アーモンドクリームパイ・キャンディなど各国のお菓子に花のワルツを添えて素敵な踊りを披露してくれます。
🎄エピローグ
夢のような時間を過ごしたクララ。
ふと気がつくとくるみ割り人形はクリスマスツリーの下。
いったいこの幸せな気持ちはなに?・・・ドロッセルマイヤーに見守られながらクララは傍らの"くるみ割り人形"を愛しそうに抱きしめ幕を閉じます。