2021年9月(2)

 夏休みを終え、大阪芸術大学舞踊コース後期スケジュールが再開した。また玉川大学芸術学部パフォーミングアーツ学科バレエ授業も追うように再開、一斉に舞踊教育がふたたび始まった。コロナ禍で授業形態が対面、オンラインと行ったり来たりでもううんざり、特にわれわれ舞台芸術分野はオンライン授業は不利なことが多く、通信環境も不具合がたびたび起こり、やりたいことがうまく行かず、この秋こそこれまでの通常授業が続くことを願うばかりである。
その対策のひとつであるワクチン接種だが、ありがたいことに大阪芸術大学ではいち早く7月に職域接種が開始されてその初日に学生たちに先駆け接種した。教え子たちにもそれぞれ健康上理由もあるのは承知だが、舞台芸術を身に置く者として、舞台に立ちたいのであればぜひとも受けてほしいと呼びかけ、舞踊コース生はみなうなづき次々と接種してくれたのはうれしかった。彼女たちの家庭内でもそれぞれ接種には考えがあっただろうがそれだけにその行動をともにしてくれたことに敬意を表し、秋から始まる大学舞踊公演を今年も全うしたい。
 今年度東西の大学で上演する自作のバレエ作品は新旧合わせて5作品。国内で初めてバレエダンサーが大学教授になった者として(?)今年秋も愛しい教え子たちと舞台を疾走する所存です。

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