2021年10月

 10月5日に母校玉川学園で奏學祭と銘打った音楽コンサートがあり、昨年9月に堀内充バレエコレクション公演で上演したベートーヴェン「月光」を演奏していただいた玉川大学芸術学部長小佐野圭教授の招きで再演させていただいた。
何と母校で踊るのは玉川大学で大学教員を16年務めている中で初めてで、出身の玉川学園中学部・高等部時代含めても踊ったことはなかったので感慨深くもあった。当日は大学が保有する客席数300名ほどのユニバーシティコンサートホールでさまざな演奏があり、演目の最後に登場させてもらった。あいにく本番は一般の観客はほとんど入れられなかったのたが来月動画配信される予定で、ぜひご覧いただきたい。
前日のゲネプロでは日頃バレエを教えている玉川大学舞踊生約20名を客席に呼び教え子たちに作品、自身の踊りを見せることもでき、お招きくださった小佐野圭先生に感謝したい。
 偶然にもバレエ月光を上演したときに併演した「シンフォニックダンス」も、こちらは大阪芸術大学舞踊コース公演で12月に上演することになった。こちらも大学演奏学科からの依頼で大学演奏会で今年3月に同曲とオッフェンバックのパリの喜びを上演する予定であったが、緊急事態宣言を受けて中止となってしまい、その代替としてこの秋に上演することにした。ミュージカルの名作のバレエ化作品を教え子に踊る機会を与えることができ、わくわくしながら日々彼女たちとリハーサルに取り組んでいる。
なおこの両作品については昨年10月チャコットウェブマガジン・ワールドリポートで紹介されており、よかったらこちらも閲覧して下さい。
 大阪芸術大学舞踊コース卒業制作公演が10月下旬に無事に上演することが出来た。前述したパリの喜びをはじめ4年生制作による舞踊作品4作品、彼ら彼女たちの4年間の研究成果として発表することが出来た。今年4月下旬から企画制作を始め約半年におよぶ制作期間でほぼ毎日稽古を積んでいることもあり、通常行われているバレエ公演の創作作品よりも中身も濃く、制作費こそ一流バレエ団にはもちろん劣るが芸術性はしっかり保ったものと自負している。
来年2月下旬に大阪芸術大学芸術劇場で卒業舞踊公演として一般公開する予定もあり、ぜひ皆さまのお越しをお待ちしています。

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