2025年3月

 2月下旬松山バレエ団「ジゼルとアルブレヒト」全幕公演が無事に終えた。前号で伝えたとおり、熱き稽古が続きまた新聞やSNSでも話題となり、双子の兄がアメリカから駆けつけてくれたり身内やかつての学友たちもたくさん応援してくれ、上演した鎌倉芸術館は満席の観客をお迎えし盛況でそんななかで踊らせていただき感無量であった。観には来れなかったが親友の熊川哲也KバレエTOKYO芸術監督も数日前に気にかけてくれて夕食に招いて励ましてくれた。
1幕の登場シーンは紗幕のなかでジゼルへの想いを貴族の身であるアルブレヒトとして演じ、また幕が上がり夜明け後には変装して村の若者ロイスとしてジゼル、そして村娘たちと収穫を祝いながら踊る場面がもっとも好きな場面であった。舞台装置、衣裳、照明、音楽があまりにも美しく一心にバレエに身を捧げた。ジゼル役森下洋子先生、バレエ団の皆さんのお力添えで、そして何よりもここまで導いて下さった師・清水哲太郎先生の情熱溢れた徹底指導のおかげで務めることが出来感謝の念でいっぱいであった。

 同じく大阪芸術大学卒業舞踊公演も無事に終えることが出来た。2日間にわたり大阪芸術大学芸術劇場で繰り広げられ、特に2日目は3階席まで埋まり観客限度数の555席が埋まり超満席であった。大学舞踊は大学スポーツと同様、かつてここで活躍したOBたちが勢揃いし、自分達の姿を重ねながら後輩たちの姿を見守る姿が胸を熱くする。ロビー、観客席ではかつての教え子たちが数え切れないほど顔をそろえていた。バレエ「オペラ座の怪人」、ドビュッシー音楽「小組曲」、ラフマニノフ「ピアノコンチェルト第2番」、ピアソラ弦楽曲、ショパン〈エオリアンハープ〉などずらりと小生振付作品を並べて上演させていた。出演した大学舞踊コース生55名は2日間情熱溢れる踊りを披露して万来の拍手は受けていました。こうして令和6年度の大学行事を終えることが出来た。
大阪芸術大学舞踊コース生、そして玉川大学芸術学部舞踊学科堀内ゼミ生共に1年よく頑張りました。
・・・卒業式は桜が咲くといいな。

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